富田林市農業公園サバーファーム  
菜の花
ナノハナはもともと、西アジアから北ヨーロッパの畑に生えていた雑草。漢の時代に中国に渡ってから、野菜として利用されるようになったとのこと。日本では弥生時代以降には存在していたようです。古事記には吉備の菘菜(あおな)として、万葉集では佐野の茎立(かき菜)として登場するなど、古い歴史がありますが、野菜としてではなく油をとるようになったのは江戸時代からのことです。
ちなみに油を絞る種はアブラナとよび、観賞用の種はハナナと呼びます。菜種油はアブラナの種子をしぼったもので、食用油をはじめ、灯火などに使われます。この菜種油により作られたものが、人気のキャノーラ油となります。また種子は香辛料として使われることも。

花言葉は「豊かさ」「財産」。
春の野に咲くナノハナを愛した文化人は多く、著名な作品もたくさん残されています。与謝野蕪村は「菜の花や 月は東に日は西に」と詠み、山村暮鳥は、どこまでも続く菜の花畑の美しさを「いちめんのなのはな」と詩いました。また「おぼろ月夜」の歌詞は「菜の花畑に入り日うすれ」と始まります。
世界各国で、いろんなカタチで人々に親しまれてきたナノハナは、春になると、サバーファームを心温かな黄色に染め上げます。ぜひ春の1日を、ナノハナとともに過ごしてみてくださいね。